内科・脳神経内科

Internal medicine・Neurology

内科

風邪、インフルエンザなどの一般的なものから、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常症(高脂血症)、肥満、高尿酸血症などの生活習慣病を含め、あらゆる症状に対応いたします。

特に糖尿病、高血圧、脂質代謝異常症は脳卒中(脳梗塞や脳出血・クモ膜下出血)などの重症成人病を誘発する危険因子であり、しっかりとした治療が必要です。脳神経内科と合わせて対応します。
何科にかかったらよいかわからない症状なども、お気軽にご相談ください

生活習慣病について

食生活や運動不足など、生活習慣の乱れは、高血圧や糖尿病・脂質異常症といった「生活習慣病」の原因になります。生活習慣病は自覚症状が現れにくいため、健康診断などで指摘されて初めて自覚する場合が多く、指摘された場合はお気軽にご相談ください。

高血圧症

日本における高血圧有病者数は4000万人を超えており、一般的には、高齢になる程血圧は上昇しますが、実は40歳代でも20〜30%の人が高血圧状態とされております。
さらに脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、心筋梗塞、狭心症、慢性腎臓病のリスクファクターとなることから近年、厳重な血圧管理が必要と考えられるようになってきました。
最近血圧が高いことに気がつきましたらお気軽にご相談ください。

糖尿病

糖尿病とは、血液中の糖分が慢性的に高い状態を言い、血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンの作用不足により起こります。症状が出ることはほとんどなく、無治療のまま放置すると心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病の3大合併症(糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症)のリスクが高くなります。
年齢、基礎疾患に合わせた十分な血糖コントロールを行い、合併症予防に努めましょう。

脂質代謝異常症

脂質代謝異常症とは血液に含まれるコレステロールや中性脂肪などの脂質が、基準値を超えて多い状態のことを言います。この状態が持続すると動脈硬化を起こし、心筋梗塞、脳卒中などのリスクが高くなります。
食事療法、運動療法、薬物療法を合わせて治療していきます。

高尿酸血症

血液中の尿酸値が高い状態を言います。過剰になると結晶化され、『痛風』<風が吹いただけでも痛い>と呼ばれる病気を発症します。尿酸の結晶は足の親指の付け根に形成されることが多く、激烈な痛み以外に発赤、腫脹などの炎症反応を起こします。
内服加療で血清尿酸値が6 mg/dl以下に保つことで再発予防が可能です。

慢性腎臓病

糖尿病や高血圧、慢性腎炎などが原因で腎臓の働きが徐々に悪くなっていく病気です。初期の自覚症状はほとんどありませんが、疲労感、むくみ、貧血(腎性貧血)として現れます。症状が出るくらいになると腎臓の機能はかなり悪くなってきてしまっていますので、日頃から定期的な検査、治療(血圧・糖尿病管理)をしていく必要があります。また腎性貧血はその程度に応じて臓器障害をきたしますので適切にコントロールすることが肝心です。

骨粗鬆症

骨粗鬆症とは骨の強度が低下して脆くなり骨折しやすくなる病気です。
原因としては

女性ホルモン(エストロゲン)の欠乏

加齢

運動不足

薬剤性(ステロイド使用など)

が挙げられ、高齢患者が骨折するとそれが原因で寝たきりとなる可能性が高く、著しく生活の質が下がることとなります。当院ではレントゲン検査による定期的な骨塩定量を行いながら骨折予防の治療が可能です。

脳神経内科

脳神経内科は、脳・脊髄、末梢神経および筋の内科的疾患を対象とする科です。クリニックでは多くは、頭痛、めまい、ふるえ、しびれ、麻痺、物忘れなどの症状を診察します。

代表的な病名としては、脳血管障害(脳梗塞・脳出血)、片頭痛、認知症、パーキンソン病、てんかんなどがあります。

頭痛

頭痛は国民病ともいえる病気で、日本人の3~4人に1人が「頭痛持ち」と言われています。また、男性に比べて女性の方が頭痛に悩まされる割合が高い傾向があります。一言で頭痛といっても、明確な病気が原因となっていない慢性頭痛と、何か病気が原因になっている頭痛に分けられます。頭痛でお悩みの方は、一度受診することをおすすめします。必要に応じてレントゲンやCT検査を行います。

めまい

めまいは、「見ているものがクルクル回る」、「自分自身がグルグル回っているよう感じる」「体がふわふわする」といった症状のことです。原因は大きく分けて脳の異常、耳の異常、脳や耳に原因がないものと3つに分類できます。症状が続く場合は早めの受診をお願いします。

しびれ

しびれは時に、身体の重要なサインである場合があります。脳からくるしびれは、徐々にしびれる範囲が広くなっていき、受診した時にはかなり症状が進行していた…ということがあります。進行すると、薬も効きにくくなります。しびれ程度なら・・・と受診を後回しにせず、気付いたらすぐに受診するようにしましょう。

物忘れ

物忘れがあると、認知症になってしまったかもしれないと不安になる方が多くいます。しかし加齢による脳の老化現象でも起きる物忘れは、ごく普通にあり正常範囲の物忘れです。最近物忘れが多くなったと自覚した場合や、家族の物忘れが気になったら、まずは検査を受けるようにしましょう。

『職場のメンタルヘルス』東京法規出版より一部改編